NYのカウントダウン、一般客なし 医療関係者らを招待

新型コロナウイルス

ニューヨーク=鵜飼啓
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 「5、4、3、2、1、ハッピー・ニューイヤー!」。年越しのカウントダウンで知られる米ニューヨークのタイムズスクエアでは今年、ほとんど人のいない広場で年越しイベントが行われた。例年は数万人が詰めかける大人気のイベントだが、今回は新型コロナウイルス対策で一部の招待客を除き、観客の一帯への立ち入りが禁じられたためだ。

 1904年に建てられた米紙ニューヨーク・タイムズの本社ビルからその名が付いたタイムズスクエアでは、ビル屋上のポールに設置された球体が降下するのに合わせてカウントダウンするのが恒例だ。ビル完成当初は花火を打ち上げて祝っていたが、市政府に花火を禁じられ、1907年から代わりにきらびやかな電飾をほどこした球体を使い始めた。

 以来、第2次大戦で灯火管制が敷かれた42、43年を除き、毎年球体を降下させてカウントダウンが行われてきた。著名な歌手らが出演するイベントが開かれるほか、各テレビ局もタイムズスクエアから番組を中継。毎年のおおみそかには朝から数万人が詰めかけ、身動きができないほどになる一大イベントになっていた。

 ニューヨークで年が変わったのは、日本時間1日午後2時。カウントダウンは一般客は参加できず、コロナ禍の中で奮闘した医療関係者や教育関係者やその家族など、事前に選ばれた招待客のみがグループごとに割り当てられた区画に入り、鑑賞が認められた。ニューヨーク・タイムズ紙によると、招待客は全部で100~160人ほどという。イベントには歌手のジェニファー・ロペスやシンディー・ローパーらが登場し、テレビやネットで中継された。

 ニューヨーク市のデブラシオ市長は12月31日の会見で、「(コロナで大変だった)2020年を早くドアから蹴り出したい思いでいっぱいだ。新年を迎え、すばらしいことが起きるという思いで奮い立っている」などと語った。(ニューヨーク=鵜飼啓

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