引退の中村憲剛「世界で一番幸せな選手」 天皇杯初優勝

堤之剛
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 1日のサッカー天皇杯決勝が現役最後の試合となったJ1川崎のMF中村憲剛(40)はベンチ入りしたが、出場機会はなかった。かつては「シルバーコレクター」とも言われたチームは初優勝。試合後にピッチ脇で応じたインタビューでは「うれし過ぎます。おそらくたぶん今世界で一番幸せなサッカー選手じゃないかと思います」と話した。

 1―0の試合展開に、「アップしながら(仲間に)声をかけてともに戦っていた」と言う。「出られなかったのは残念ですけど、それは勝負なので」と語った。

 この試合でプロ生活18年に終止符を打った。「今日の試合、僕は出てませんし、しっかりフロンターレの形がある。僕が今までやってきたことは後輩たちにしっかり託せるくらい、(後輩が)成長して預けられるからこそ、引退できた。何も心配していません」と話した。

 今後については「日本サッカーに貢献したいと思っています。18年は長い選手生活。今でもちょっと実感なくて、来週とかでも等々力でボールを蹴りそうな感じするんですけど、それももうかなわないというのはこの後たぶん時間を追うごとに感じるんじゃないかなと思います」と語った。

 そして、「とにかく18年の最後に、中村史上最高の1年がみんなのおかげで来たのをうれしく思います」と感謝の思いを語った。「サポーターのみなさん、サッカー関係者のみなさん、コロナの影響が非常に大変だったと思いますけど、そこをみんなで手を取り合って我慢しながら、日程をこなすことができたことは選手として本当に感謝していますし、2021シーズン、みんなで日本サッカーを盛り上げていければいいなと思いました。本当に素晴らしい決勝戦だったと思います。本当にありがとうございました」

 表彰式ではチームメートの中央で天皇杯を掲げた。(堤之剛)