[PR]

 新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めがかからないなか、神奈川県の黒岩祐治知事は1日、菅政権下で緊急事態宣言が再び出された場合、「休業要請も含めて検討せざるをえない」と述べた。県は11日まで、酒類を提供する横浜、川崎両市内の飲食店などに午後10時までの営業時間短縮を要請しているが、より厳しい措置をとらざるをえないとの認識を示した形だ。

 神奈川県内では12月31日、過去最多を100人近く更新する588人の感染者が発表された。これを受け、黒岩知事が県庁で記者団の取材に応じた。

 現状を「ステージ4、つまり感染爆発といった状況が間近だ」と指摘。「医療崩壊がすぐ目の前に迫っている」と強い危機感を示した。そして緊急事態宣言の再発出に備え、「どういう業種にどういったお願いをするべきなのかを今度は丁寧に検討して、皆さんに示す準備をしなければならない」と語った。

 昨年4~5月、安倍前政権下で宣言が発出されたとき、神奈川県は東京都と足並みをそろえ、パチンコ店やカラオケボックスなどを含む6業種に一律に休業を要請した。だが、黒岩知事は解除時、感染対策を徹底している店舗とそうでない店舗を同列に扱うのは不公平だったとして、今後の課題として挙げていた。(茂木克信)