足裏全体で地面つかむ 大躍進の創価大、駅伝仕様の走り

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酒瀬川亮介
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 箱根駅伝で惜しくも総合2位に終わった創価大の榎木和貴監督は往路を制した後、こう話していた。

 「後続をどれだけ離すかというより、先頭を楽しみながら走ってほしい。どう力を100%出し切るかに選手の気持ちを集中させている」

 そして迎えた復路。5人のうち、9区までの4人は一度も首位を明け渡さず、本当に先頭を楽しんだ。追いすがる駒大、東洋大などの伝統校を1分以内の差に寄せ付けることはない。アンカーの小野寺勇樹(3年)が最後に崩れて金星は逃したが、十分に力があるところを見せた。

 新型コロナウイルスの影響で、今季の学生3大駅伝のうち出雲選抜駅伝は中止。昨年11月の全日本大学駅伝も、関東地区は予選が1万メートルの持ちタイムによる書類選考となり、9位の創価大は出場資格を得られる上位7校に入れなかった。1万メートルなどトラック種目よりも「駅伝で戦いたい」と願っていた選手たちは箱根一本に絞り、ぶれない気持ちで練習に取り組んだ。

 その成果は走るフォームそのものに表れていた。最近はつま先から接地する「フォアフット」と呼ばれる腰高の走法が流行しているが、創価大は足裏全体で地面をしっかりつかむ選手が多い。軽やかな走りではないが、力強く、ロードにも強い。今回は往路だけでなく復路も向かい風で、創価大の走りが適している気象条件も味方した。

 象徴は距離が長く、上り下り…

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