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 中国・黒竜江省ハルビンの冬の恒例行事「国際氷雪祭り」も、コロナ禍で大きな影響を受けている。昨年12月に省内で数十人の感染者が確認されるなどしたため、メイン会場で1月5日に予定されていた開幕式や、国内外の腕利きが集まる氷の彫刻大会などが中止に。それでも零下20度の中、多くの旅客が足を運んでいる。

 先行開業しているメイン会場には例年通り20万立方メートル超の氷や雪で造った城や滑り台などが並ぶ。

 停滞する観光業を活性化しようと、例年は300元(約4700円)前後の入場料が100元に下げられた。中国本土では新たな市中感染の確認が1日10人前後にとどまっていることもあり、客足は上々だ。

 地元の中学に通う翁俊治さん(14)は「人が集まるところは不安だったけど、入場料が安くなったから高性能のマスクを着けてきた」。約3千キロ離れた南部の広西チワン族自治区から家族で来た陳鑫さん(41)は「子どもがずっと来たがっていた。イベントがなくても滑り台があれば十分楽しい」と笑顔だった。

 ハルビンに住む鮑杰(バオジエ)さん(30)は四川省の友だちを連れてきた。「地元の旅行業界を応援したいと思って友だちを招待した。今年はイベントが中止になったけど、来年は元通りになってほしい」と話した。

 氷雪祭りの期間は氷が解け始める2月末ごろまでの予定。(ハルビン=平井良和)