箱根駅伝、「豊作」1年生ランナーに明暗 来年に期待

堀川貴弘
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 今年はレース前から1年生が「豊作」と言われ、関東学生連合も含め28人が出場した。3区で石原翔太郎(東海大)が区間賞を獲得し、10区でも佐々木亮輔(神奈川大)が区間2位と好走した。一方、三浦龍司(順大)や吉居大和(中大)ら力を出し切れなかった選手もいて濃淡が出た。

 起用する側も今年は難しい選択があったようだ。ある監督は「今季はコロナの影響で大会が中止になり、ハーフマラソンなど長い距離の経験が少なかった。特に1年生の場合は実力を測りかねたところがあった」と言う。高校までは一般的に10キロが最長のレース。20キロを走り切るスタミナは簡単には身につかない。

 3年前の箱根に出場した1年生は16人。そのうち4年連続で箱根を走ったのは西山和弥(東洋大)ら4人だけだ。西山は4年間、大学3大駅伝の11大会(昨年の出雲は中止)すべてに出場した、ただ一人の選手だ。そんな西山もこの日は7区で区間12位に終わり、「気持ちが弱かった」と意気消沈した。

 箱根は、1年から出場して経験を積んだだけで走り切れるほど甘くない。逆に地道に力をつける選手もいる。1年後に注目したい。(堀川貴弘)