ガオー!動物柄にときめいて 大阪のおばちゃんの挑戦

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松尾由紀
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 豹(ひょう)、豹、豹、豹、虎、豹、虎。あ、ライオンも! 大阪市浪速区通天閣から徒歩3分。薄暗いアーケードがレトロ感あふれる新世界市場に、「聖地」と呼ばれる店がある。

 「なにわ小町」。動物柄専門の洋品店だ。

 そう、「動物柄が大好きなおばちゃんたちの聖地」なのだ。ジャケット、Tシャツ、バッグにスカーフ。あれもこれも豹、豹、豹、虎、あ、ピューマ!

 「体の柄は豹がいい。でも顔は虎。力強い。豹は可愛らしいから」。そう話す店主の高橋真由美さん(69)は、大きな虎の顔があしらわれたトップスに豹柄のスパッツ姿だ。ガオーと今にもほえられそう。

 毎日のように動物柄を着る。自らの趣味が高じて店を始めたのは2010年。動物柄に目覚めたのは半世紀近くも前だ。

 堺市出身。洋服好きは母の影響だろうか。自営業で忙しい中、足踏みミシンでちょうちん袖にギャザーいっぱいのワンピースを縫ってくれた。うれしかった。

 高校生の時、お年玉やお小遣いをためたお金を手に、神戸まで買い物に行った。お目当ては、雑誌で見たチャイナコート。一見黒だが、裏地はピンク。そこに虎の刺繡(ししゅう)が施され、「歩くとちらりと刺繡が見えて。ぜいたくな作りなの」

 高卒初任給が2万円ほどの時代に1万円以上した。帰ると父に「馬鹿者!」と叱られたが、平気だった。

 服飾の専門学校に入ったもの…

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