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 JR西日本は春のダイヤ改定に合わせて島根、鳥取両県を走る山陰線の一部区間で、普通列車の最終発車時刻を繰り上げたり、快速・普通列車の運転を取りやめたりする。人口減少や深夜の利用低迷などが理由だ。10分以上の繰り上げは計8本で最大68分、取りやめは計9本。3月13日から実施する。

 繰り上げるのは、島根側が浜田発江津行きを27分早めて午後10時28分発、浜田発益田行きは68分早めて同9時41分発の計2本。鳥取側は鳥取発倉吉行きを16分早める午後10時47分発や、倉吉発米子行きを58分早める同10時2分発など計6本としている。

 取りやめるのは、島根側が午後9時7分出雲市発浜田行きと、同8時21分浜田発出雲市行きの快速計2本。鳥取側は午前8時44分倉吉発鳥取行き(平日以外)や、午後11時倉吉発米子行きなど普通・快速計7本。

 米子支社によると、新型コロナウイルス感染症による利用控えも影響しているが、以前から利用が少なく、始発時や途中の降車以降の乗客がいない状態もあったという。繰り上げに伴って、最終列車後に実施する保守作業時間が確保でき、作業する社員らの夜間帯の労働時間を減らせるなど働き方改革にもつながるとしている。

 一方で運転区間の延長や、発車時刻を繰り上げ・繰り下げして乗り換えに伴う境線や木次線も含めた待ち時間の大幅な短縮、停車駅増で利便性も高めるという。支社の担当者は「取りやめや繰り上げではご不便をかけるが、背景には様々な事情があって実施する」と理解を求めている。(杉山匡史)

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