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日曜に想う

 謹賀新年、辛丑(かのとうし)の年が明けた。

 旧年中から世界を覆うコロナ禍の重圧を思えば、干支(えと)の意味を信じたくなる。辛は痛みを伴う幕引きを、丑は殻を破ろうとする命の息吹を意味するという。

 確かに一巡り昔、60年前の辛丑の年はそうだった。1961(昭和36)年、明らかに「戦後」は変わりつつあった。

 3年後の東京五輪に向け経済は活気づき、坂本九さんの歌う「上を向いて歩こう」が流行、ソ連のガガーリン飛行士が有人衛星の地球一周に初成功する。だが東ドイツで起きた冷戦の危機は世界を揺るがせた。ベルリンの壁の構築である。

 日米両国では、新しい指導者が時代の壁を越えるべく政権を始動させていた。

 前年、安保紛争で岸信介政権が…

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