「共食い」覚悟でネット銀行へ挑戦 FFGの柴戸社長

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聞き手・田幸香純
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 ふくおかフィナンシャルグループ(FFG、福岡市)が地方銀行として初めてモバイル(ネット)専用銀行を立ち上げ、5月にサービスの提供を始める。グループ傘下の銀行との「共食い」を覚悟して踏み出したのはなぜか。柴戸隆成社長に聞いた。

写真・図版
ふくおかフィナンシャルグループの柴戸隆成社長=福岡市

 モバイル専用銀行は「みんなの銀行」といい、2020年12月に銀行業の営業免許を取りました。口座開設や送金など、すべてスマートフォンでできます。

 狙いはデジタル機器に慣れ親しんでいる20~30代。銀行に行くこと自体が面倒になっていて窓口には1年に1回も来ない人が出始めている。こうした人と取引がしたい。展開は全国ですが、まずは東京や大阪など都市圏をひとつのターゲットにしていきます。

 給与振込口座に指定されている数では、FFG傘下の福岡銀行地方銀行の中では1位、2位を争う多さですが、口座数は減ってきています。人口減少もありますが、楽天銀行などネット系の銀行を利用する人が増えていることも大きい。

 コロナ禍の20年4~9月、銀行窓口を訪れた人は前年よりも12%減りましたが、ネット上の取引は2割ほど増えました。我々がネットの方へもっと近づかないと舞台裏が見えないし、動きがわからない。

 ひょっとしたら(グループ内…

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