鳥インフル対策「いたちごっこ」 3年前発生の養鶏業者

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石川友恵

拡大する写真・図版3年前に鳥インフルエンザが発生した養鶏場=香川県さぬき市

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 全国14県で鳥インフルエンザの発生が相次ぎ、養鶏業者は大きな打撃をうけている。育てた鶏は殺処分となり、出荷できない期間は長期にわたる。同業者や取引先の目も厳しい。発生養鶏場はどのように営業再開にこぎ着けているのか。3年前に鳥インフルが発生した香川県さぬき市養鶏場の運営会社が、朝日新聞の取材に応じた。

 2018年1月10日朝、さぬき市の肉用鶏(ブロイラー)を飼育する養鶏場の8棟ある鶏舎の1棟で、飼育する6千羽のうち55羽が死んでいた。2日前から普段の自然死の羽数より多く、管理獣医師の指示を仰ぎ、経過観察をしていた。県家畜保健衛生所に通報し、遺伝子検査の結果、陽性と確認された。

 生産部門の責任者は「これまで四国で発生がなく、鳥インフルとは思いもしなかった」と振り返る。

 養鶏場には白い防護服やゴーグルを身につけた県職員らが入り、物々しい雰囲気となった。大量の消石灰がまかれ、敷地内は真っ白に。隣の養鶏場と合わせ計約9万羽が殺処分された。手塩にかけて育てた鶏が袋に詰められ、殺されるのは心が痛んだ。

拡大する写真・図版3年前、鳥インフルエンザが発生した養鶏場の運営会社の担当者。朝日新聞の取材に当時を振り返った=2020年12月7日午後1時54分、石川友恵撮影

 社員らはエサやふんなどウイ…

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