米国の歴代国防長官10人「選挙終わった」 異例の警告
ワシントン=渡辺丘
米国の歴代国防長官10人が3日、大統領選の結果についてワシントン・ポストへ寄稿し、「米国の選挙結果を決めるにあたって、米軍が果たす役割はない」と異例の警告をした。寄稿では「選挙結果を問う時は過ぎた」としたうえで、現職のミラー国防長官代行らに平和的な政権移行に協力するよう求めた。
寄稿はトランプ政権のマティス、エスパー両氏に加え、共和党政権のラムズフェルド氏やチェイニー氏、民主党政権のペリー氏やパネッタ氏ら、存命中の国防長官経験者全10人が連名で発表。「選挙と平和的な権力移行は、我々の民主主義の特質だ」と述べ、「必要な異議申し立ては法廷で対処され、選挙人が投票した。結果を問う時は過ぎた」とした。
元長官たちはそのうえで、「…
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