トランプ氏「これは犯罪行為だ」 得票上積み拒まれ脅す

有料会員記事アメリカ大統領選2020

ワシントン=園田耕司
[PR]

 米大統領選の投票結果の最終確定を控え、トランプ大統領が結果を覆そうと画策を続けている。3日には、ジョージア州の選挙管理責任者に対し、同州で民主党バイデン次期大統領を逆転するのに必要な票を「見つける」よう求め、拒まれると「大きなリスクだ」と脅す電話の録音が明らかになった。専門家からは「法律違反の可能性もある」と指摘が出ている。

 録音が明らかになったのは、トランプ氏が2日、ホワイトハウスのメドウズ首席補佐官らとともにジョージア州のラフェンスパーガー州務長官(共和党)らと行った約1時間の電話会談。ワシントン・ポストが音源を入手し、報じた。

 同州は大統領選で大接戦となり、2回にわたる再集計の結果、バイデン氏トランプ氏に1万1779票差で勝利したと認定された。だが、トランプ氏は電話で選挙の責任者だったラフェンスパーガー氏に「ジョージア州で負けたはずがない」と主張。そのうえで「ジョージア州の人々は怒っている。『再計算をした』ということは何も悪くない」と述べ、選挙結果を変えるよう迫った。

 電話で、ラフェンスパーガー氏は「あなたのデータは間違っている」とトランプ氏の主張を否定し、要求に応じない姿勢を見せた。それでも、トランプ氏は「私が望んでいるのは、1万1780票を見つけることだけだ」と、バイデン氏を逆転するのに必要な「上積み」を求めた。また、「我々は数十万票の差で勝っている」と根拠を示さずに語り、投票用紙がシュレッダーにかけられて廃棄されたり、投票集計機メーカーが機器を持ち去ったりしたという「うわさ」があると訴えた。

 トランプ氏はさらに、「あなたは何が起きたのか、知っていながら報告していない」と、ラフェンスパーガー氏が不正を容認していると主張。「これは犯罪行為だ。あなたと、あなたの弁護士にとって大きなリスクだ」と、要求に応じないことは犯罪行為への加担だと示唆した。

 トランプ氏の要求について…

この記事は有料会員記事有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

2種類有料会員記事会員記事の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら

アメリカ大統領選2020

アメリカ大統領選2020

共和党のトランプ大統領と民主党のバイデン前副大統領の2候補によって争われる11月3日のアメリカ大統領選。最新の発言や取材から、両候補の動きを追います。[記事一覧へ]