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 経済界や政界の関係者らが新年のあいさつを交わす賀詞交歓会が、新型コロナウイルスで変化を迫られている。飲食を取りやめ、「名刺交換も禁止」という会合も出ている。

 静岡新聞社が主催する「新春祝賀会」が4日、静岡市内であった。例年は立食形式で約300人が参加するが、今年は食べ物を用意せず、招待客も川勝平太知事ら約80人に絞った。担当者は「開催するか議論はあったが、『こういう場も必要』と判断した」。参加者の一人は「乾杯はしたが口を付ける人はほとんどいなかった」とし、「マスクを着け、ついたて越しに近況報告をし合った。会う機会がない中、新しい形でよかった」と振り返った。

 5日には静岡商工会議所が賀詞交歓会を開く。例年は約1300人を招くが、今年は250人ほど。飲食はなく、鏡割りもやめた。正面に向かって1メートル間隔のイスに座る形で、「握手や名刺交換は控えて」と呼びかける。6日に予定される浜松商工会議所の会合も「名刺交換は禁止」だ。内容も会頭や浜松市長らのあいさつだけだという。

 県疾病対策課は「マスクをつけっぱなしなら、まず感染のリスクはない。飲食の間は参加者は一斉に黙るか、強固なシールドがあれば大丈夫」としている。(矢吹孝文、阿久沢悦子、中村純)

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