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 英国政府は5日、新型コロナウイルスの感染急拡大に歯止めをかけるため、首都ロンドンを含むイングランド全域で3度目のロックダウン(都市封鎖)を開始した。2月半ばまで不要不急の外出を罰則付きで禁止し、学校も原則閉鎖される。市民生活や経済に痛みを強いるが、連日5万人超の新規感染者が出て医療体制への負担が増す状況のなか、感染対策を優先した。

 ジョンソン首相は4日夜に公開したテレビ演説で、「ワクチンが行き渡るまでこの新しい変異型を抑制するには、いま以上の取り組みが必要なのは明らかだ」と述べ、3度目のロックダウン導入を宣言した。

 生活必需品を扱う店以外は原則閉店になる。飲食店は持ち帰りや宅配のための開店は認められ、書店や家電店などはネットで先に販売した品の受け渡しでのみ営業を続けられる。市民の外出は、在宅勤務できない仕事や運動、通院などに限られる。家族以外と公共の場で会うことは原則できない。違反者には、200~6400ポンド(約2万8千~約89万円)の罰金が科される。

 また、パーティーなど大勢での集まりは厳禁。違反したグループへの罰金は1万ポンド(約140万円)に上る。

 英政府は昨年3月と11月にもイングランド全域でロックダウンを実施した。今回は最初のパターンに近いとされる。

 秋との大きな違いは、学校の閉鎖だ。子どもの学力への影響に加え、子どもの世話で親が働けなくなれば経済的な手当てが必要になる。国の借金が膨らむなか、政府は慎重だった。だが、ジョンソン氏は4日のテレビ演説で、「出来ることは何でもやらなければ」として「学校は家庭間に感染を広げる媒介になりうる」と述べ、昨春以来の閉鎖に踏み切った。

 政府は雇用対策のため、一時休…

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