ドバイ=伊藤喜之、ワシントン=渡辺丘
国交断絶が続いていた中東のカタールとサウジアラビアが封鎖していた両国間の陸路の国境や空路、海上交通を4日夜から開放することで合意した。クウェートの国営通信が4日、和解交渉を仲介したクウェート外相の声明として伝えた。
5日にはサウジ北西部の都市ウラーで、サウジとカタール、同国と断交中のアラブ首長国連邦(UAE)、バーレーンが出席する湾岸協力会議(GCC)首脳会合が予定されており、カタールと周辺アラブ諸国が包括的な和解合意に至る可能性がある。
UAEのガルガーシュ外務担当国務相は4日夜、「首脳会合の場で我々は湾岸諸国の結束を修復することになる」とツイッターに投稿した。
サウジとUAE、バーレーン、エジプトの4カ国は2017年6月、一斉にカタールとの断交を発表した。サウジなどが敵視するイランへの接近やエジプトなどが非合法化しているイスラム主義団体「ムスリム同胞団」への支援などが理由とされた。
こうした中、イランを「テロ支…
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朝日新聞国際報道部