ワシントン=香取啓介
米コンサルティング会社ユーラシア・グループは4日、2021年の「世界の10大リスク」を発表した。1位に、46代米大統領に就くバイデン前副大統領を挙げ、大統領選で分裂が深まった国家の統治の困難さに直面し、外交面でも自身が期待するほどのリーダーシップを発揮できない、とした。
同社は、リーダーなき世界を「Gゼロ時代」と名付けて注目された国際政治学者イアン・ブレマー氏が社長を務め、1998年から年初に世界政治や経済に深刻な影響を及ぼす事象を予測している。
1位のタイトルは「46*」。トランプ大統領はいまだに大統領選での不正を訴えて敗北を認めず、国民の半数近くがバイデン氏を正当に大統領に選ばれたと思っていない状況だ。
このため、バイデン氏は「ジミー・カーター氏以降で国民の信託が最も弱い大統領として就任する。24年の大統領選に出るとみる人はほとんどいない」とし、注釈付き(*)とした。
2位には、新型コロナウイルス…
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朝日新聞国際報道部