「一番マグロ」最後のチャンス、荒れる海へ 船長に吉報

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吉備彩日
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 豊洲市場東京都江東区)で5日にあった新年の初競りで、青森・大間のマグロに今年も最高値がついた。2084万円で競り落とされたのは、はえ縄漁船「第68幸福丸」(19トン)の船長、田中稔さん(65)が釣り上げた208・4キロのマグロ。昨年の「一番マグロ」の1億9320万円(276キロ)には及ばないが、それでも1キロあたり10万円の値がついた。

 田中さんが一番マグロを狙って海に出たのは3日の夜だった。寒波で海はしけていたが、5日の初競りに出すには最後のチャンス。「勝負をかけてみよう」と雪で視界がきかない海に船を出し、4日早朝、大間沖30キロメートルほどの津軽海峡にはえ縄を仕掛けた。

 数時間後、はえ縄にかかった二つの大きな魚影が見えた。「これだば(これなら)いくな。いいマグロだ」。200キロ級の大物が2本。このうち1本が一番マグロになった。

 初競りの日も海に出ていた田中さんは、船上で吉報を知ったという。午前10時過ぎ、新たにとれた大きなマグロ1本とともに、報道陣が待ち構える大間港に帰港した。

 初競りでの最高値は自身3回…

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