受験生、コロナ感染した時の対応は?文科省担当者に聞く
Q 16日に大学入学共通テストが始まり、受験シーズンが本格化します。受験生が新型コロナに感染したり濃厚接触者とされたりしたら、どのように対応すればよいですか。
A 感染が判明した場合は、快復するまで、共通テストも個別試験も受けることはできません。
共通テストの場合は、受験票の「問合せ大学」に電話して状況を伝え、追試験を受けてください。追試験は、第1日程(16、17日)を受ける予定だった人は第2日程(30、31日)で、第2日程を予定していた人は特例追試験(2月13、14日)で受けます。第2日程で追試験を受けることができる試験会場は、全都道府県の63カ所です。特例追試験の会場は東京芸術大と神戸大のみです。
保健所から濃厚接触者と認定された人は、試験前日の午前10時までに、「問合せ大学」に連絡してください。条件を満たせば共通テストを受験することができます。自治体によるPCR検査が陰性で、かつ試験当日も無症状であることが条件で、公共交通機関を使わずに試験場に行けば、他の受験生とは別室で受験することができます。
文部科学省は各大学に対して、個別試験でも同じような対応を検討するよう求めています。しかし、大学によって対応が異なる場合があります。感染が判明したり、濃厚接触者に認定されたりした場合は、受験する大学にすぐに連絡をとり、どのようにしたらいいか指示を受けてください。(増谷文生)
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まえだ・ゆきのぶ 文部科学省高等教育局の大学入試室長。2019年12月に着任、大学入学共通テストなど大学入試を担当する。
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