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 大手食品メーカー「明治」(本社・東京)の大阪工場(大阪府高槻市)がアルバイトの採用面接で、応募者に体重やウエスト、既往歴などを書面で尋ねていたことがわかった。こうした質問は10年以上前から続いており、公共職業安定所(ハローワーク)は職業安定法に抵触する恐れがあるとして行政指導を実施。同工場は質問の書面を廃止するという。

 同社によると、大阪工場ではチョコレート菓子を製造しており、約750人が勤務する。製品の製造や検品の業務にあたるアルバイト従業員を募集する採用面接で、「面接票」を会場に集まった採用希望者に渡し、面接前に記入させていた。面接票は通勤時間や最寄り駅などを聞くと共に、10年以上前から身長や体重、ウエストなどを尋ねていたほか、2015年から既往歴や労災歴などについても記入を求めていたという。

 職業安定法は、業務に直接関係ない個人情報の収集を禁じている。同工場は昨年12月22日、ハローワーク茨木(大阪府茨木市)から「身長、体重、既往歴を聞くのは問題がある。直ちに法律違反ではないものの、法に抵触する恐れがある」とする指導を口頭で受けた。全国に26ある工場のうち、この質問票を使っていたのは大阪工場だけだったという。

 同社広報部は取材に、身長や体重などの質問は「作業着を作るために確認していた」、既往歴については「安全、健康に勤務してもらうためだった。小麦などを扱うため、アレルギーを持たれている方が原因物質に触れないようにする目的だった」と説明。「不快な思いをする方もおり、配慮不足だったと認識している。今後は質問票を廃止する」と話している。(寺尾佳恵)

「ウソついた方がよかったのか」

 「なぜこんなことを答えなければいけないんだろうと不快に感じた」

 昨年12月に明治大阪工場のアルバイト採用面接を受けた兵庫県の20代の女性は、既往歴や体重などを尋ねる面接票を見たときの心境を振り返った。

 女性は過去に病気にかかったこ…

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