昨年の国内新車販売459万台 4年ぶり500万台割る

稲垣千駿
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 2020年の国内の新車販売は、前年比11・5%減の459万8615台で、4年ぶりに500万台を割った。新型コロナウイルス禍に伴う上半期の需要減が響き、東日本大震災後に次いで2000年代で2番目に低い水準だった。足元は回復基調だが、感染再拡大に懸念の声が出ている。

 日本自動車販売協会連合会(自販連)と全国軽自動車協会連合会が5日発表した。軽自動車は同10・1%減の171万8088台。軽以外は同12・3%減の288万527台だった。

 新車販売は、政府が緊急事態宣言を出した昨年4月は前年同月比28・6%減、5月は同44・9%減と、震災後の11年4月(同47・3%減)並みに落ち込んだ。外出自粛で、販売店の来店客が減ったことなどが響いた。その後は10月に13カ月ぶりに前年同月を上回り、12月も同10・2%増と3カ月連続で増加している。

 ただ、4都県には再び緊急事態宣言が出される見込みだ。自販連の広報担当者は「販売店への来店を控える動きも出ると思う。首都圏の販売台数は多く、(今後への影響は)楽観できない」と話す。(稲垣千駿)