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 【愛媛】松山市は5日、松山城の天守(国重要文化財)など計17カ所に複数のひっかき傷が見つかったと発表した。木製の窓枠や柱にとがったもので彫ったような線があり、1カ所には文字もあったという。市は松山東署に被害届を提出。署が文化財保護法違反と器物損壊の疑いで調べている。

 市によると、ひっかき傷は天守で6カ所、天守に近い「内門」や「小天守」など五つの復興建造物で11カ所見つかった。長さ10~30センチの傷が、多いところで8本ほどついているという。4日午前8時40分ごろ、指定管理者の従業員が内門の突き上げ戸を開けた際、窓枠部分に傷を発見。市の職員らが確認し、その他の傷も見つけた。

 松山城の天守は1854年に再建され、江戸時代以前に建てられた全国12の現存天守のひとつ。2、3階の突き上げ戸の枠や柱に傷があったという。(寺田実穂子)

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