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再び緊急事態、効果は? ロックダウン連発の欧州に学ぶ

有料会員記事新型コロナウイルス

疋田多揚、ロンドン=和気真也
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 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、日本政府が再び緊急事態宣言を出す見通しとなった。欧州諸国は昨秋、第2波に見舞われ、春以来のロックダウン都市封鎖)を実施した。再規制の効果はどうだったのだろうか。

 日本国内では昨年末、1日あたりの新規感染者数が4千人台を記録した。フランスでは昨年8月中旬に記録され、その後、9月12日に1万人を超えた。その1カ月後には3万人に達し、さらに1カ月経つと6万人を超えて、感染爆発となった。

 この間、フランス政府は春に実施したロックダウンを避けようと、さまざまな手を打った。9月には感染拡大地域でスポーツジムを閉鎖し、大規模イベントの開催も禁じた。10月中旬には、飲食店は午後9時まで店を開けられたものの、パリなど9都市圏で午後9時以降の外出を禁じた。それでも感染拡大は止まらず、10月末に全土で24時間の外出禁止のロックダウンを余儀なくされた。

 欧州内でもロックダウンの中身は異なるが、フランスは厳しい。食料品の買い出しなどの例外を除いて市民の外出を禁じ、違反者には135ユーロ(約1万7千円)の罰金を科す。行政の要請ベースではなく、法的に市民や商店を縛るのが特徴だ。飲食店は店内営業が禁じられ、客を受け入れられるのは生活必需品を扱うスーパーや薬局などに制限された。どの対策に効果があったのかを見極めるのは難しいが、ロックダウンするまで1日の感染者数が下がらなかったのははっきりしている。

 11月下旬、感染者数は1日1万人前後まで下がり、政府はようやく第2波のピークを過ぎたと明らかにした。今、政府が目指すのは、1日の感染者数を5千人まで減らすことだ。

感染者3万人アンケート 感染の中心地は?

 そもそもフランスで感染拡大を招いた原因は何だったのか。仏パスツール研究所は12月下旬、「どこでフランス人は感染したのか」と題した調査結果を発表した。感染者約3万人へのアンケートに基づいたもので、自分がどう感染したと思うかなどを尋ねた。

 感染源を特定できたと認識し…

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