高橋大輔が挑むアイスダンス 注目されなかった理由とは

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岩佐友
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 昨年11月、大阪府門真市で開かれたフィギュアスケートのNHK杯を現地で取材した。最も注目を浴びたのはアイスダンス。男子シングルの五輪メダリスト・高橋大輔(関大ク)の転向初戦だった。ステップや小刻みなターンに力強いリフト。「こんなに息の合った動きができるのはすごい」と驚きつつ、思った。この種目、なんでいままで目立たなかったの?

 「一番の理由は環境」と語るのは、アイスダンスのジャッジを務める滝野薫さん。選手時代には全日本選手権を4連覇した第一人者だ。日本スケート連盟の集計では国内のスケートリンクは約140カ所(2018年時点)。維持管理の難しさなどから年々その数を減らしている。アイスダンスは中央から四隅まで、リンク全体を使った動きが求められる種目で、シングルなど他種目の選手とは一緒に練習することが難しい。時間によって、貸し切りにすることができるリンクもあるが、もちろん費用が高くなる。調べてみると、あるリンクでは1時間で3万円以上した。

 練習環境が整わないから打ち込む選手も少なく、07年の全日本選手権では出場カップルが1組だけだった。滝野さんは「国内で国際レベルの選手を育てるのは厳しい。多面的な環境が整った海外で修業するしかない」と言う。

 それでも、女性の希望者は比較的多いという。ネックになるのが男性の少なさだ。近年は女性側がパートナーを求め、海外の選手紹介サイトを活用することも増えている。

 どうして男性が少ないのか…

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