式典はオンライン、校歌斉唱は心の中で――。新型コロナウイルスの感染拡大が続くなか、冬休みが明けた各地で6日、学校が再開した。政府は緊急事態宣言を首都圏に出すことを決めており、感染対策に気を配って、いつもの風景も様変わりした。
東京都大田区の区立道塚小学校では、児童たちが教室で電子黒板に見入っていた。画面の向こうには放送室にいる大場寿子校長。大場校長はオンラインで「コロナウイルスとの戦いはまだまだ続きます。みんなも手洗いやマスク着用に気をつけながら一緒にがんばりましょう」と呼びかけた。
感染防止のため、始業式は体育館に集まらず児童が各教室から参加する形に。校歌斉唱では声を出さず「心の中で歌う」よう求めた。
同校では昨年6月から登校時の手洗いを指導してきた。この日も教諭たちが見守る中、児童たちは率先して手を洗い、教室に入ると、体温を記載したチェックシートを提出した。
昨春の一斉休校の影響で、冬休みはいつもより2日短かった。校内には、友達と久しぶりに再会した児童たちの楽しそうな声が飛び交っていた。3年の古井琥彩(こいろ)さんはこれまで、年末年始は岐阜県の祖母宅に家族で帰省していたが、今回は断念。「いつものお正月とは違ったけど、コロナだから仕方ない。3学期は習い事もがんばりたい」と話した。
千葉県松戸市の市立北部小学校…
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