サンマ水揚げ、2年連続過去最低 卸売価格は1.5倍に

高木真也
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 2020年の全国のサンマの水揚げ量は、前年より27%少ない2万9566トンだった。前年に続き、記録が残る1960年以降で過去最低を更新。産地市場の卸売価格は10キロあたり4804円で、前年の1・5倍に高騰した。

 サンマ漁師の業界団体・全国さんま棒受網漁業協同組合が6日、漁の本格化する8~12月の水揚げ量を公表した。漁獲量最多の花咲(北海道)は8616トンで前年の約半分。2番目に多い大船渡(岩手)は6238トンでほぼ前年並みだった。

 近年は不漁続きで、2000年以降で最も取れた08年の10分の1以下に低迷。サンマは夏から秋に太平洋沿岸に来遊するが、漁場が沖合へ離れて取りにくくなった。日本近海の水温が上がり、冷たい水を好むサンマが近づかなくなったことや、中国・台湾のサンマ漁本格化で資源が減ったことなどが原因とみられる。(高木真也)