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 国内造船首位の今治造船(愛媛県今治市)と2位のジャパンマリンユナイテッド(JMU、横浜市)が共同で船の設計や営業をする新会社を立ち上げ、6日に記者会見を開いた。国内トップ2が手を組み、価格や市場シェアで先を行く中国勢、韓国勢に対抗する狙いだが、差は簡単には埋まらなそうだ。

 新会社は「日本シップヤード(NSY)」。今治が51%、JMUが49%を出資し、社員510人は両社から出向する。限られた人員を1社に集中させることで、タンカー、コンテナ船、鉄鉱石や穀物を運ぶばら積み船などの「商船」で環境規制に対応する新型船の設計などを効率よく進められるようにする。

 主に今治は中小型、JMUは大型の船を手がけており、顧客基盤を共有することで新たな受注の開拓も狙う。建造は両社の造船所に振り分ける。これまで1社では建造能力が足りず、納期に間に合わないために逃していた同じ仕様の船の連続受注にも対応できるようになるという。

 一方で商船の造船所を、今治は10カ所、JMUは3カ所抱えており、新会社がそれに見合う仕事量を確保できるかが課題となる。両社とも新会社設立に伴う造船所の統廃合は考えていないという。記者会見では、今治の檜垣幸人社長は「NSYは受注増の契機となる」、JMUの千葉光太郎社長は「(統廃合は)海運市況を見ながら常に検討していく」と語った。

 NSYの前田明徳社長(兼JMU取締役)は「日本の造船業を引っ張り、日本に造船所を残していくという思いだ」と述べる。

 今治は瀬戸内地域を中心に19…

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