バレンタイン向けにチョコ自販機、手作りセットも

佐藤亜季
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 コロナ下でのバレンタイン商戦が始まった。感染の拡大につながるような行列や売り場での試食は勧めにくい。そこで、ネット上で試し買いしてもらったり、自宅で手作りを楽しんでもらうセットを用意したり。自動販売機を設ける百貨店もある。

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コロナ禍によって店内で試食を勧めにくいため、気になるチョコレートを1粒ずつ選んでもらえるようにする=2021年1月6日、東京都中央区の高島屋グループ本社

 高島屋は今季の店頭販売に先立つ6日午前、ネット通販を始めた。

 一押しは、ネット通販限定で展開する「お試しショコラ オンライン」。四角やハートなど形も色もとりどりの30種類から、合計で6粒以上を選んでもらう。一粒は税込み216~540円。送料は別料金だ。

 コロナ下では店での試食は勧めにくい。そこで、気になるチョコは少量を試し買いしてもらい、気に入ったものを改めて買ってもらうことを狙う。

 混雑を避ける工夫は店頭でもこらす。主力の新宿店ではチョコレート自販機を27日から設ける。

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高島屋新宿店が1月27日から設けるチョコレートの自動販売機のイメージ=同社提供

 コロナ下での巣ごもり需要を追い風に、百貨店の高級おせちはよく売れた。「プチぜいたく」の傾向はバレンタインにもおよぶとの見方がある。

 高島屋は、コロナ下の今季の売り上げ目標を前年並みとした。松屋は15%増をめざす。

 松屋が約千人の女性を対象に実施した意識調査では今季のバレンタインの予算は平均で1万3616円。前季より1500円ほど高い。

 在宅勤務の広がりで義理チョコは減る可能性が高いが、自分向けを含めた義理以外の伸びが上回る、と松屋はみる。

 その松屋は、ネット通販をすでに4日から開始。2月3日スタートの店頭販売で扱う商品のうち約7割のブランドは、ネットでも扱う。

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コロナ禍に伴う「巣ごもり需要」を狙って、生のカカオ豆からチョコレートを手作りできる商品を用意した=2021年1月6日、東京都中央区の松屋アネックス

 インドネシア産の生のカカオ豆を煎って、砕いて、砂糖を加えてチョコレートにする。そんな手作りセットは、ネット通販限定だ。自宅で楽しんでもらうことを想定している。(佐藤亜季)