災害級の大雪「もう投げる場所ない」 秋田・横手で悲鳴

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高橋杏璃、山谷勉
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 災害級の大雪に見舞われている秋田県横手市の除排雪が追いつかない。積雪は平年の4倍近く、災害派遣された陸上自衛隊が6日から除雪作業を始めた。市中心部でも市民が、終わりのみえない除雪に追われる。屋根の雪が「落ちてこないか怖い」。市民から悲鳴が上がる。

 JR横手駅前の交差点。4車線あるはずの車道が2車線になり、車道脇には3メートル近い雪の壁が続く。路面も雪に覆われて横断歩道は見えない。歩行者はかろうじて顔を出している信号機を頼りに進む。

 立ち並ぶ建物の屋根は、雪が何層にも重なり、屋根からせり出して「雪庇(せっぴ)」をつくっている。今にも落ちてきそうだ。軒下を避けようとしても、車道を除雪してできた雪壁に阻まれ、歩道で人が通れる幅は1メートルに満たない。

 駅にほど近い住宅街では、住民たちが朝から雪かきをしていた。ショベルで自宅の周りの雪を寄せていた若林昭子さん(69)は「もう雪を投げる(捨てる)場所がない」と語った。雪捨て場にしていた公園は、すでに雪で遊具や木々が埋もれるほどだ。

 一人暮らしで、近くのスーパーでアルバイトをする日は朝4時に起きて1時間半ほど雪かきをしてから出勤。夕方帰宅後も雪を寄せる。「(除雪)業者は高くて払えない。できる範囲は自分でやらないと」。それでも屋根の除雪は自力ではできず、知人に頼んでいるが順番待ちだ。アンテナが雪で隠れてしまったからか、テレビも映らなくなった。「そろそろ屋根がつぶれそう」

 同じく市街地に住む介護職員…

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