岐阜知事選きょう告示 保守分裂で投票率は?

[PR]

 7日に告示される岐阜県知事選は、立候補表明した現職と新顔3人による選挙戦になる見通しだ。8日から県内202カ所で期日前投票も始まり、24日の投開票に向けて論戦が繰り広げられる。「保守分裂」となる今回は、2009年の知事選から30%台で低迷する投票率にも注目が集まる。

     ◇

 今回の知事選には、5選を目指す現職の古田肇氏(73)、元内閣府大臣官房審議官の江崎禎英氏(56)、新日本婦人の会県本部会長の稲垣豊子氏(69)=共産推薦=、元県職員の薬剤師新田雄司氏(36)が、いずれも無所属で立候補を表明。自民党県連は古田氏か江崎氏の支援で真っ二つに分かれ、立憲、公明、国民各党の県連は自主投票を決めている。

 戦後の知事選で最も投票率が高かったのは、新顔3人が立候補し、保守分裂選挙となった1966年の81・00%。立候補者が4人だった58年は76・61%、77年は72・03%といずれも70%を超えた。

 投票率が初めて50%を切ったのは97年。古田氏が再選を果たした2009年以降の3回はいずれも30%台で推移し、13年は33・92%と過去最低となった。

 岐阜大の田中伸准教授(政治教育)は「年齢や多選は争点にならない。何をやるかが大切だ。政策を論じる選挙戦にならなければ有権者の関心も高まらないのではないか」と話す。

 古田氏は7日午前9時から岐阜市薮田南1丁目の県水産会館で記者会見するほか、江崎氏は同9時から同市宇佐3丁目の選挙事務所前、稲垣氏は同9時40分から同市金町の金神社前、新田氏は7日午前中に県庁前で、それぞれ第一声をあげる予定。

 期日前投票所の開設日や時間、場所は県選挙管理委員会のホームページで確認できる。

過去の知事選の投票率(丸数字は当選回数)

  投票日      投票率   候補者(敬称略)

 1947年 4月 72.28% 武藤嘉門①、桃井直美

   50年12月 66.51% 武藤嘉門②、岩本晋一郎

   54年10月 67.51% 武藤嘉門③、岩本晋一郎

   58年 9月 76.61% 松野幸泰①、立野信実、岩本晋一郎、青木茂

   62年 9月 74.83% 松野幸泰②、中村波男、島田貞男

   66年 9月 81.00% 平野三郎①、松野幸泰、島田貞男

   70年 9月 66.81% 平野三郎②、立野信実、細野義幸

   74年 9月 55.06% 平野三郎③、西本明、高田がん

   77年 2月 72.03% 上松陽助①、中村波男、高田がん、松本助正

   81年 2月 56.11% 上松陽助②、杉原恭三

   85年 1月 52.53% 上松陽助③、杉原恭三

   89年 1月 54.87% 梶原拓①、岡本靖、児玉浄司

   93年 1月 51.86% 梶原拓②、岡本靖

   97年 2月 45.44% 梶原拓③、松本稔、近藤正尚

 2001年 1月 46.49% 梶原拓④、長谷川金重

   05年 1月 43.50% 古田肇①、木下一彦、垣田達哉

   09年 1月 38.44% 古田肇②、木下一彦

   13年 1月 33.92% 古田肇③、鈴木正典

   17年 1月 36.39% 古田肇④、高木光弘