EU首脳ら、米議事堂侵入を非難 「これは米国でない」
ブリュッセル=青田秀樹
米大統領選の結果を確定させる会議が開かれていた、ワシントンの連邦議事堂にトランプ大統領の支持者が侵入する異例の事態に対して、欧州連合(EU)の首脳は6日深夜、相次いで非難の声をあげた。EUの外相にあたるボレル外交安全保障上級代表はツイッターで「米国の民主主義、政府機関、そして法の支配に対する、かつて目にしたことがない攻撃だ。これはアメリカではない。大統領選の結果は完全に尊重されるべきだ」と述べた。また、ミシェル首脳会議常任議長(大統領に相当)は「米国の議事堂は民主主義の聖なる場所だ。衝撃的なことが起きた。バイデン氏への平和的な権力の移行を信じる」とツイートした。
また英国のジョンソン首相もツイッターで「恥ずべき事態が繰り広げられた。米国は世界中の民主主義を代表する存在であり、平和的で秩序ある権力の移行がなされなければならない」と指摘した。(ブリュッセル=青田秀樹)
【動画】トランプ支持者が連邦議会に侵入
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