記者が見た米議事堂混乱 警察を囲み「USA!」コール

有料会員記事アメリカ大統領選2020

ワシントン=渡辺丘
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 米ワシントンで6日、大統領選の結果を確定させるための会議が開かれていた連邦議会議事堂にトランプ大統領の支持者が侵入し、会議を中断させる前代未聞の事態が起きた。直前には、何千人もが集結し、「選挙に不正があった」と主張を繰り返していた。

 この日は以前から、トランプ氏が支持者に抗議を呼びかけた集会が、ワシントンで計画されていた。6日正午過ぎ、トランプ氏はホワイトハウス南側の広場に設けられたステージに登壇し、「我々は決して負けを認めない」と主張。近くにあるワシントン記念塔の周辺では、支持者が大画面で演説を見守り、拳を振り上げ、声援を送った。「バイデンは負けた。証拠はある」というプラカードを掲げる人もいた。

 ノースカロライナ州から6時間、運転して来た不動産業のパトリック・カーターさん(44)は「この選挙の不正を確信している。大統領は『米国第一主義』のトランプ氏しかいない」。ミズーリ州の大学生トーマス・モックラーさん(20)も「トランプ氏は米国人、アメリカンドリームのために闘う大統領だ。選挙は不正で、バイデン大統領など認められない」と言った。

 トランプ氏は演説でさらに、「ここにいる全員が連邦議会議事堂に行き、平和的に愛国的に、あなたたちの声を聞かせるために行進することを知っている」と呼びかけた。聞き終えた集会参加者は、東に2キロ離れた連邦議会議事堂に向かって行進を始めた。

 群衆の一部が暴徒化し、議事堂内になだれ込んだのは午後2時過ぎだった。米メディアが伝えた映像では、暴徒は壁をよじ登り、窓ガラスを割るなどして建物内に侵入。トランプ氏の支持者らが上院の議長席に座ったり、ペロシ下院議長の部屋に勝手に入ったりした。議場内に立ち入った暴徒に警備当局者が銃を向けたり、議会スタッフらが両手を上げて避難したりする場面もあった。

 記者が午後2時半過ぎに現場…

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