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 【熊本】2016年の熊本地震で被災し、レースができなくなっている熊本市営の熊本競輪場(同市中央区)の再建について有識者らが話し合う「熊本競輪事業懇談会」(座長=熊本大学・本間里見准教授)が12月21日、市役所であった。市からは再建費用の一部に市債を充てる案などが示された。

 市の当初の基本計画で約29億円と見込まれた再建費用は、耐震補強費用の増加やアスベスト(石綿)の除去費用などで48億円に膨らみ、再建費用が1億円不足。駐車場の売却もグランドオープン後になるため、一時的に10億円の資金不足に陥ると試算されている。

 懇談会で市は、競輪事業から市の一般会計に年間2億円の繰り出し金を出しているため、競輪場の再建ができない場合は市財政への影響が避けられないと説明。一方、事業再開で一定の収益は確保できるとして、20億円の市債を発行して再建の財源に充てる案を示した。競輪事業の経営状況については、最大34億円を借り入れても将来の収益で償還が可能としている。(白石昌幸)

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