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 新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、首都圏4都県に8日から緊急事態宣言が再び出される中、今週末に成人式を予定した山梨県内25市町村のうち、一部が7日までに中止や延期を決めた。首都圏から帰省・出席するケースも多く、ギリギリまで検討し、苦渋の決断を下した形だ。

 県内全27市町村の成人式は今年、2日に開いた小菅村などを除き、9、10日に集中。中止を決めたのは甲府市、富士吉田市、忍野村で、北杜市は延期する。

 残る21市町村は開催する方針だ。感染防止対策のため、記念撮影など主要行事をとりやめ、規模を縮小する自治体もある。所要時間の短縮や会場の変更など対策には余念がない。一部の自治体は4都県に住む新成人に参加の自粛をお願いし始めた。

 県内で唯一、2084人と4桁台の参加者を見込んだ甲府市は、式を2部制にしたうえ、対応する職員の人数を例年の3倍近くに増やすなど、開催に向け備えていた。成人式とは別の形で友人と直接集まり祝える場をいずれ設けたいとしている。開催について参加者には、あえて「中止」ではなく「見合わせ」と通知を出した。

 忍野村も、年内に代替開催ができないか、可能性を探る。

 県教育委員会のまとめ(昨年12月現在)では、県内の新成人は9178人。調査を始めた1953年以降では、最も少ない。(市川由佳子、河合博司)

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