吉田鋼太郎、役を生きる本懐 初の2人芝居「スルース」

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編集委員・藤谷浩二
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 俳優生活40年余、「これほど長く舞台に立てなかったことはない」。吉田鋼太郎はコロナ禍の昨年を振り返る。約1年ぶりとなる舞台は、自ら演出も手がける翻訳劇「スルース~探偵~」。信頼する後輩の柿澤勇人と組んだ、初めての2人芝居だ。

拡大する写真・図版吉田鋼太郎=村上健撮影

 昨年2月28日、演出・出演し、評判を呼んだ阿部寛主演のシェークスピア劇「ヘンリー八世」が4ステージを残して中止。続く地方公演も断念に追い込まれた。「20代の頃から年に4、5本の舞台が当たり前。少し休もうと思ったけれど、2週目ぐらいから地に足がつかず、芝居したいなあとそわそわしていました」と苦笑する。

 だが、6月に演出・出演予定だったシェークスピア劇の次作「ジョン王」も全公演が中止に。「自分はある程度覚悟していたが、このために米国から帰国した小栗(旬)君の気持ちを思うと……。『延期だから』と2人で約束しました」

 「麒麟(きりん)がくる」「…

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