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 この冬一番の強い寒気が上空に流れ込んだ8日、九州・山口の各地で雪が降った。夜から寒気はさらに強まる見込みで、9日朝にかけて平地でも大雪となるおそれがある。

 福岡管区気象台によると、8日午前9時現在の積雪は山口市8センチ、佐賀市4センチ、福岡市2センチ。9日午前6時までに予想される24時間降雪量は、宮崎を除く九州各県と山口県の山地で20センチ、平地でも10センチで、その後の24時間でも同程度の降雪が予想される。8日の最低気温は福岡市博多区で零下2・9度、北九州市小倉南区で零下3・3度など各地で今季最低を記録した。

 福岡県警によると、福岡市内で7日夜から8日朝にかけて凍結した路面でのスリップ事故が相次いだ。博多区の県道交差点ではトラック3台による玉突き事故が発生。同市南区の市道では乗用車4台と軽乗用車1台が追突する玉突き事故があり、けが人が出た。福岡市消防局によると、雪による転倒などの119番通報は7日午後から8日午前9時までに50件あった。北九州市によると、午前10時までに男女14人が救急搬送されたことを確認。いずれも軽いけがだという。

 九州北部の広い範囲で交通網が影響を受けた。西日本高速道路などによると、8日正午現在、大分道は全線で、九州道、東九州道、長崎道、西九州道などは一部で上下線が通行止め。福岡都市高速、北九州都市高速も7日深夜から通行止めが続いた。

 JR各社によると、鹿児島線で線路の切り替え装置が凍結し、特急の一部が運休。山陽新幹線が広島―博多駅間で速度規制した影響で九州新幹線にも遅れが生じた。西日本鉄道によると、天神大牟田線の車両が雪の影響で電気系統に不具合が起き、点検に時間がかかりダイヤが乱れた。

 空の便でも、8日朝から福岡空港や北九州空港などを発着する便で欠航が相次いだ。