鬼の鼻からティッシュ 呪術師?「鬼師」の試行錯誤 

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小西正人
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 愛知・三河には「鬼師」が棲(す)む。鬼を自在に操る呪術師、ではなく、鬼瓦を作る職人のことだ。

 その鬼師が「本気でふざけた商品」をつくった。「鬼瓦ティッシュケース」。木製ケースの上に笑顔の鬼瓦があしらわれ、鬼の鼻からティッシュが取り出せる。にらみ顔バージョンもある。1個2万円(税抜き)。約1年前にSNSで発表したとたん話題になり、高額ながら今も毎月5個前後の注文が続く。

写真・図版
本気でふざける鬼師、鈴木良さん。かぶっているのは、まったく実用性のない鬼瓦ヘルメット。机に並ぶのは、左から鬼瓦ティッシュケース、鬼瓦節分セット、アマビエ鬼瓦お守り。=2020年11月30日午後2時46分、愛知県碧南市住吉町3丁目の鬼福、小西正人撮影

 生みの親は、1916年創業の三州鬼瓦の窯元「鬼福」4代目の鬼師、鈴木良さん(36)。愛知県碧南市に窯を構える。

 「本気でふざけた」とは本人の弁だが、背景には「いま求められる鬼瓦」を探す「まじめな」探求の旅があった。

 元々、鬼師を継ぐつもりはな…

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