「明けましておめでとうございます。今年最初の記者会見がオンラインになり、コロナ禍を象徴する気がします」。河野太郎行政改革相は8日、閣議後の記者会見にオンライン形式で臨んだ。緊急事態宣言で首都圏1都3県に「出勤者数7割削減」を呼びかけるなか、自ら率先垂範したかたちだが、閣僚たちの対応はさまざまだ。
河野氏の記者会見は、東京・赤坂の衆院議員宿舎と、永田町の庁舎の記者会見室をオンライン会議システム「Zoom(ズーム)」でつなぐかたちで行われた。河野氏は首相官邸での閣議に出席した後に帰宅。20人ほどの記者たちは会見室で待ち受けた。
会見が始まると、スクリーンに映し出された河野氏は「1都3県に7割出勤回避を目指していきたいということでなので私も率先してテレワーク(在宅勤務)でやっていきたい」と語り出した。
記者たちは会見室の前方にセットされたマイクを通じて質問を投げかける。河野氏はリモート会見のねらいを問われ、「私がやることによって、私の所管する部局もテレワークをやりやすくなる部分があるのでは。まず、とりあえず、やってみる」。記者たちが会見室で参加していることには「そっちにみなさんが集まっているというのは、個人的には想定外でした」と語った。
河野氏は国家公務員制度担当相も兼ねており、「1都3県での勤務は出勤7割回避を各府省に要請した」と強調。テレワークや交代勤務の推進で「霞が関のさまざまな問題を浮かび上がらせ、改善したい」と述べた。
自らは宣言中、閣議や国会へ…
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