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 見知らぬものに触れて自らの視野を広げるという点で、絵を見ることは旅と似ている。海外旅行が人生の一大事だった頃、異国の絵画を前にした英国市民たちも、旅情に胸を膨らませたのだろうか。

 大阪・中之島の国立国際美術館で開かれているロンドン・ナショナル・ギャラリー展は、1824年に設立された同館初となる英国外での大規模所蔵展。コレクションの顔と言えるゴッホの「ひまわり」やモネ「睡蓮(すいれん)の池」などを含む全61点で、英国がヨーロッパと交流しながら西洋美術史を解釈し、展開していった過程を概観する。

 同館のコレクションの柱の一つが、フェルメール「ヴァージナルの前に座る若い女性」を始めとするオランダ絵画だ。英国人にとっては同じ海洋国家で「シンパシーから好んで収集した面もあるのでは」と、国立国際美の橋本梓・主任研究員は言う。

 一方、英国ではスペイン美術も…

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