稲垣千駿
2020年の国内新車販売ランキングで、ホンダの軽自動車「N―BOX」が4年連続で1位になった。トップ10では軽が近年の傾向通り上位を占めたが、比率は過去5年で最も少なかった。トヨタ自動車は5車種と、存在感を示した。
日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会が8日発表した。軽ではN―BOXをはじめ車内空間が広い車が人気だった。上位10車種のうち4車種と前年から1車種減った。
軽を除く登録車のトップは、トヨタが昨年2月に発売した小型車「ヤリス」。昨年8月発売の派生車で小型SUV(スポーツ用多目的車)の「ヤリスクロス」が引っ張った。人気の小型SUVでは19年11月発売の「ライズ」もランク入り。トヨタ車種の好調さは、昨年から販売店4系列で同じ車種を売る「併売」を始めた効果もあったとみられる。トヨタの販売台数は登録車全体の半数を占めた。(稲垣千駿)
車名(メーカー) 台数
1 N―BOX(ホンダ)軽 19万5984(▼22.7)
2 ヤリス(トヨタ) 15万1766(―)
3 スペーシア(スズキ)軽 13万9851(▼15.9)
4 タント(ダイハツ)軽 12万9680(▼26.0)
5 ライズ(トヨタ) 12万6038(659.2)
6 カローラ(トヨタ) 11万8276(13.3)
7 ムーヴ(ダイハツ)軽 10万4133(▼15.2)
8 フィット(ホンダ) 9万8210(32.0)
9 アルファード(トヨタ) 9万748(32.1)
10 ルーミー(トヨタ) 8万7242(▼4.8)
軽は軽自動車。台数のかっこ内は前年比増減率%、▼はマイナス、-は比較できず
速報・新着ニュース
あわせて読みたい
PR注目情報