10億円赤字見込みのJ1鳥栖に公金投入?市長間に賛否

有料会員記事

平塚学 松岡大将
[PR]

 佐賀市の秀島敏行市長は8日にあった佐賀県市長会で、新型コロナウイルスの影響を受けるサッカーJ1・サガン鳥栖などへの支援を提案した。公金をプロのスポーツチームにつぎ込むことについて、「『プロは、経営は自分たちでやるもの』との意見もある」といった異論が出た。

 県内は10市10町ある。秀島市長は「入場料収入の減少で厳しい状況に置かれている。全県的な支援をできないか」と主張し、20市町で公金を出して支援する構想を示した。サガンが本拠を置く鳥栖市の橋本康志市長はこれに応じ、スタジアムや練習場の建設などについて説明。再び秀島市長が「トップリーグで活躍するチームは、一つの市だけではなく県の宝だ」と賛同を求めた。

 これに対し、鹿島市の樋口久俊市長は「公費の投入には非常に疑問がある。自治体として説明がつきにくい」と指摘。「文句を言うつもりはないが、『みんなでやる』と拘束はしてほしくない。『プロは、経営は自分たちでやるもの』との意見もある」と話した。

 また、神埼市の松本茂幸市長は「特定のところだけでなく、プロもアマチュアも県全体で底上げするべきだ」。多久市の横尾俊彦市長は「鳥栖市とサガンで話を詰めてから提案してほしい。いきなり賛同の話になると微妙だ」と述べた。

 この後、市長会は山口祥義知事と非公開で懇談会を開いた。秀島市長によると、支援構想への協力を呼びかけ、了承されたという。秀島市長は報道陣に「立場に応じた支援ができればと思うが、やり方に温度差はある」と話した。(平塚学)

■地元財界主導で支援団体設立…

この記事は有料会員記事です。残り402文字有料会員になると続きをお読みいただけます。