岐阜県知事選 候補者4人はこんな人

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 24日投開票の岐阜県知事選に、元内閣府大臣官房審議官の江崎禎英氏(56)、新日本婦人の会県本部会長の稲垣豊子氏(69)=共産推薦=、薬剤師で元県職員の新田雄司氏(36)、5選を目指す現職の古田肇氏(73)の4人が、いずれも無所属で立候補した。それぞれの人となりを紹介する。(届け出順。年齢は投票日現在。丸囲み数字は当選回数。四角囲み政党は推薦)

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決めるときは決める 江崎禎英氏(56) 無・新

 好きな言葉は「覚悟」と「潔さ」。「決めるときは決める」を仕事のモットーにしている。「迷いは相手に伝わる。トップの仕事は決めて迷わないこと」

 旧山県郡の美山町出身。高校時代、医学部を目指したこともあったが「社会の不条理をとめたい」と「社会の医者」である官僚の道を目指した。32年前、通商産業省(現経済産業省)に入省。希望して故郷の岐阜県庁に4年間出向した。「いつかまた戻ってくる」という決意を、知事選への立候補という形で実現した。

 月1回は地元に帰り、農作業や町内会活動に精を出す。「岐阜にいると気づかないが、県外にいると水の美しさ、木々や風の素晴らしさに気づく」と、地元愛を熱く語る。

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「生き方の集大成」に 稲垣豊子氏(69) 無・新

 元小中学校教諭。40年近い教員生活で、ある保護者からの言葉を鮮明に覚えている。「女性が担任になって欲しくなかった」。性別とは。差別とは。ずっと考えてきた。「ジェンダー平等などの自分自身の生き方の集大成」と、今回の知事選を位置づける。

 出馬を決め、次男に伝えると「お母さんならやると思った」。大学の同級生だった夫は「何も手伝わない」と言いつつ、近所へのあいさつ回りに付き添ってくれた。かつての教え子からも激励が届くという。

 趣味の健康マージャンでは、大勝を狙わず、負けを大きくしない「安全型」で戦う。「県の財政も、ハイリスクハイリターンは避け、負けを大きくしないことが大事だ」と話す。

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後悔しないよう行動 新田雄司氏(36) 無・新

 好きな言葉は「チャレンジ」。後悔しないように行動することがモットーだ。11年間、県職員として環境行政の実務に携わったが「県民目線で持続可能な県政を目指したい」と、知事選への挑戦を決めた。

 幕末の歴史が好きで、尊敬するのは坂本龍馬。激動期に「チャレンジ」する姿が輝いていると感じた。コロナ禍で人と人が直接会う機会が減っていることを残念に思うが「技術革新の意味では新しい時代へのチャレンジなのかなと思う」と前向きに捉える。

 趣味はショッピングモールでの買い物、映画鑑賞、スーパー銭湯で疲れを癒やすこと。「岐阜に住んでて良かった、みんなが訪れたい、と思う岐阜県を、4年間で目指したい」

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座右の銘は大胆心小 古田肇氏(73) 無・現

 座右の銘は「胆大心小」。中国の言葉で、常日頃から丁寧に状況を観察し、決断をする時は大胆に思い切って判断する。この4年間は鳥インフルエンザ新型コロナウイルスなどの危機管理に追われた。

 岐阜市出身。岐阜高校から東大法学部に進み、通商産業省(現経済産業省)の官僚に。「人の役に立つ仕事がしたかった。公の仕事の難しさや大切さを経験できた」と振り返る。

 前知事の梶原拓氏から後継指名を受け、2005年に初当選。4期、16年知事を務めてきた。「政治家という意識ではなく、ふるさとに恩返しをするために帰ってきた」

 クリスマスや誕生日には東京で暮らす5人の孫とオンラインで会話を楽しむ。