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 三重県や同県鳥羽市、鳥羽海上保安部などでつくる鳥羽市密漁対策協議会は8日、2020年のイセエビ密漁の取り締まり結果を発表した。漁業法違反(漁業権の侵害)容疑などで検挙されたのは15人で、前年の1人から大幅に増えた。

 鳥羽海保警備救難課によると、検挙されたのはいずれも男性で、居住地別でみると、三重県8人、愛知県6人、京都府1人。いずれも漁港内などで、さおを使って釣り上げていた。転売目的ではなく、家庭などに持ち帰って食べるために密漁していたという。

 三重、愛知両県を管内に持つ第4管区海上保安本部のまとめでは、20年の釣り客による事故は34人と、過去15年で最多だった。イセエビ密漁の検挙者は、17年の17人から18年は5人、19年は1人と減少していただけに、警備救難課の担当者は「コロナ禍で、密になりにくいアウトドアが注目されたことから魚釣りに出る人が増えて、事故や密漁につながったのではないか」と分析している。(安田琢典)