講書始・歌会始の儀、開催を延期 宮内庁、感染拡大受け

 宮内庁は8日、天皇皇后両陛下が学界の第一人者の講義を聴く「講書始(こうしょはじめ)の儀」(12日)、新年恒例の「歌会始の儀」(15日)について、それぞれ開催を延期すると発表した。新型コロナウイルス感染症が昨年末から急激に感染拡大したことを受けた措置。今後の開催時期は感染状況を見極めて判断するという。

 二つの儀式が延期になったのは、1953年1月の秩父宮さまの逝去で翌月に実施された例がある。

 二つの儀式のうち、歌会始は、披講諸役(ひこうしょやく)が独特の節回しで時間をかけて読みあげる儀式。宮内庁は、関係者が互いに向き合わないように配置し、アクリル板を設置するほか、参列者数を大幅に絞るなど、感染対策を施し、開催する方向だったが、見送りを決めた。

 また、宮内庁は8日、感染拡大を受けて皇居一般参観と東御苑開園を当面の間休止することも発表した。