「体調優れぬ時は追試に」 共通テスト受験生に呼びかけ

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 大学入試センターは8日、「受験直前の受験生に対する理事長メッセージ」と題した文書をホームページに掲載した。新型コロナウイルスの感染拡大が続くなか、16日に初日を迎える大学入学共通テストを前に受験生や保護者に向けた注意事項をまとめ、改めて感染防止策の徹底を呼びかけた。

 メッセージは冒頭で、7日に1都3県を対象に出された緊急事態宣言にふれ、「大きな不安を感じながら勉強されている方もいらっしゃることと思います」と受験生を気遣いつつ、感染対策を講じて予定通り共通テストを実施すると明言した。

 そのうえで、原則マスクの着用をする▽換気時に備えて厚手の上着を持参する▽体調が優れない場合は無理せずに追試験にまわる、などの対策を受験生に求め、「体調を整え、積み上げた努力の成果を十分に発揮されるよう祈っています」と結んだ。

 大学入試センターの山本広基理事長のメッセージ全文は次の通り。

 〇昨日、東京都千葉県埼玉県及び神奈川県の1都3県を対象に、緊急事態宣言が発令されました。

 〇来週1月16日(土)から初めての大学入学共通テストが始まりますが、受験者のみなさんにおかれては、大きな不安を感じながら勉強されている方もいらっしゃることと思います。

 〇大学入試センターでは、受験者のみなさんが安心して試験に臨めるよう、文部科学省や試験を実施する各大学と緊密な連携を図りながら、感染予防対策を徹底した上で、大学入学共通テストを当初の予定どおり実施いたします。

 〇受験者のみなさんは、日頃から体調管理に心掛けていると思いますが、受験票送付の際に同封した「受験上の注意」にも書かれているように、特に次の事項に注意してください。

 ・毎朝、自主検温等の健康観察を行い、その結果を「受験上の注意」に掲載している健康観察記録に記録し、試験会場へ持参してください。

 ・発熱・せき等の症状があるなど、体調が万全でない場合は、無理して受験せず、追試験の受験を申請してください。

 ・試験場内では、常にマスクを正しく着用し、手指消毒や三つの密の回避などを行い、休憩時間等は、他の受験者との会話、交流、接触を極力避けてください。事前に申請している方を除きマスクを着用せずに受験することはできません。

 ・換気のため窓の開放等を行いますので、厚手の上着などを持参してください。

 ・昼食は、各自が持参の上、他者との会話を控え、指定された時間に自席でとってください。また、食事を取り終えた後は速やかにマスクを着用してください。

 ・試験場に到着してから体調が変化した場合も、無理をせず監督者等へ申し出てください。この場合でも追試験の受験申請ができます。

 ・なお、自宅待機を要請されている等の理由により診断書の提出ができない場合でも、追試験の受験を申請できる場合がありますので、受験票に記載されている「問合せ大学」に電話連絡してください。

 〇この他、文部科学省及び厚生労働省から発表された「受験生のみなさんへ」と大学入試センターのホームページに掲載されている新型コロナウイルス感染症予防対策等をよく確認していただき、基本的な感染症対策を徹底するなど、体調管理に十分注意してください。

 〇また、試験当日はもとより、試験会場を下見される場合にも、感染症対策の徹底をお願いします。

 〇受験者のみなさんにおかれては、体調を整え、積み上げた努力の成果を十分に発揮されるよう祈っています。

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