北陸中心に「顕著な大雪」 日本海側、観測史上最多も

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山岸玲
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 北陸を中心に日本海側では8日、大雪となった。気象庁によると、各地の12時間降雪量の最大値は同日夜までに富山県高岡市59センチ、福井県大野市56センチ、富山市48センチで、いずれも観測史上最多に。山口県下関市でも24時間で6センチと史上最多となった。

 7日夜遅くから8日夜にかけて、富山、福井、石川、新潟の4県の一部地域に各地方気象台は「顕著な大雪に関する気象情報」を発表。短時間に強い雪が降って交通網などへの影響が懸念される際に出される。2019年11月の導入以降、初めて発表された。

 8日午後7時時点の積雪の深さは、富山県氷見市で平年の8倍となる72センチ、鳥取県米子市で5倍超の16センチなど、北陸を中心に日本海側では広範囲で積雪が増えた。太平洋側でも、岩手県一関市で平年の6・6倍となる33センチとなった。

 北陸に大雪をもたらしたのは「日本海寒帯気団収束帯(JPCZ)」と呼ばれる現象だ。2方向からの冷たい風が海上でぶつかり、雪雲が発達。帯状になって狭い範囲に入り続ける。7日夜から北陸には集中的に雪雲が流れ込むようになり、短時間で降雪量が増えた。

 昨年12月に新潟県の関越自動車で大規模な車の立ち往生が起きた大雪をはじめ、年末年始、今回と今季は日本付近への強い寒気の流れ込みが続いている。要因の一つが太平洋の海面水温が低くなる「ラニーニャ現象」だ。日本では寒い冬になりやすくなるこの現象が昨年秋から発生。偏西風を日本付近で南に蛇行させ、寒気が入りやすくなっているという。

 強い冬型の気圧配置は10日…

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