震災の「壁」超えたフラガール コロナ禍、後輩にバトン

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古庄暢
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 スパリゾートハワイアンズ(福島県いわき市)のフラガールを昨年12月に引退したアウリイ晴奈さんは、震災から7カ月後の2011年秋にデビューした。被災地が笑顔になってもらいたいと願って続けてきた踊りは、震災など様々な「壁」に磨かれたという。

 11年10月、震災で休業していたハワイアンズが再開し、3カ月遅れでデビューしました。まだ、仮設舞台でしたが、特別に1曲だけ、新人6人で踊らせてもらいました。「やっとここで踊れた」といううれしさでいっぱいでした。多くの人が見に来てくれた光景は忘れません。支えられているからこそ無事に踊れているんだと思えました。

 この頃、先輩たちは原発事故で避難した人たちの慰問や復興支援への感謝を込め、「全国きずなキャラバン」に取り組んでいた。

 5月から10月までに125カ所で公演しましたが、私たちはデビュー前で参加できませんでした。先輩たちには「踊れることは当たり前のようだけど、多くの人たちが支えてくれるからだ」と諭されました。

「いつかハワイアンズに見に行くからね」

 フラのダンサーを目指したのは、高専生の時に見た映画がきっかけだった。

 地元の飲食店で映画「フラガ…

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