コロナに雪に停電に…秋田で史上最大の降雪、対策を強化

高橋杏璃
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 秋田市内は8日深夜から雪が降り続き、9日午前11時時点で積雪が60センチに達した。5人が亡くなり、同じ日時に71センチの積雪があった平成17(2005)年度豪雪に次ぐ大雪で、気象庁の秋田観測地点でも12時間降雪が34センチと史上最大を更新した。市内では雪で車の立ち往生が相次ぎ、市は対策本部を設け、除雪を強化している。

 気象庁によると、秋田市秋田で正午に60センチの積雪を観測。午前11時までの12時間降雪量は34センチで、1998年の観測開始からの最高となった。同市雄和も12時間降雪量が23センチと18年の観測開始以来、1月では最高となった。

 秋田市は9日、穂積志市長を総本部長とする道路豪雪対策本部を設置。会議で500~600台の除雪車を市内全域で順次稼働させることを確認した。

 市によると、市が市民サービスセンターに設けた8カ所の自主避難所のうち1カ所に2世帯4人(午前11時現在)が避難している。また、雄和地区の60代女性が雪下ろし中に屋根から転落し、病院に運ばれた。市の除排雪コールセンターには、正午現在で174件の除雪依頼が寄せられた。穂積市長は「地域によっては交通渋滞が見られる。除雪をスムーズに行うため、市民の皆さんは不要不急の外出を避けていただくようお願いしたい」と呼びかけた。

 県も災害対策本部会議を開いた。今回の暴風雪で、人への被害はなかったものの、153棟の住宅の一部損壊が確認された。県内では今季すでに、雪による被害で11人が死亡し、重軽傷者は122人(午後3時現在)。佐竹敬久知事は「コロナに雪に停電に、今年はあたり年だ。市町村も自衛隊もすべての機関が全力でやるので、自分の身を守って、なるべく家にいてほしい」と話した。(高橋杏璃)