大阪市外の感染者、市内を上回る 繁華街の人出は減

新型コロナウイルス

森下裕介
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 新型コロナウイルスの感染が急拡大する大阪府で、大阪市以外での感染者が増えている。これまで市内(人口約275万人)の感染者が過半数だったが、市外(約606万人)が増えて市内を上回った。府は感染経路として繁華街での飲食経由のほかに、友人や親族との会食が増えてきたためだと推測している。

 大阪市内と市外に住む感染者の割合は、11月1日~14日は市内が多かったが、同月15~28日は市外が上回った。12月27日~1月7日は市外が全体の62%に達した。1日から7日の人口10万人あたりの1日の感染者数の平均は、市内の32・90人に対して市外は26・98人。市外は政府分科会の指標で最も深刻な「ステージ4(感染爆発段階)」の指標の一つ「25人以上」を初めて上回った。

 市内の割合が減ったのは、市中心部の居酒屋などに時短要請したことが影響していると府はみている。要請方針は吉村洋文知事が11月23日に表明して、27日から実施している。繁華街のキタやミナミの人出は減っており、一定の効果があったとしている。

 一方で、府が年末年始の感染者(12月26日から1月6日公表)の行動履歴を調べると、同窓会や友人の集まりに24人、親族の集まりに60人が参加していた。いずれも普段接していない人たちの集まりだという。クリスマス会や忘年会、新年会は12人。カラオケでは52人が確認され、オールナイトなど長時間に及ぶものもあった。

 今回初めての調査で比較対照できるものはないが、友人や親族らとの会食が感染理由となっている人がいた。8日の対策本部会議で藤井睦子健康医療部長は「年末年始に確認された感染者は、旅行、友人同士、親族の集まり、イベントでの感染が推定されるパターンが多かった。府民への強い注意喚起が必要だ」と指摘した。(森下裕介)

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