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 日本の一力遼天元(23)が勝ち残っている囲碁の世界メジャー棋戦「第9回応氏杯」の準決勝三番勝負第1局が10日、ネット対局で打たれ、一力は中国の謝科八段(20)に214手までで黒番中押しで敗れた。カド番の第2局は12日に打たれる。

 黒番7目半コミ出しの応氏杯は、日本にないルールを採用。持ち時間3時間を使い切ると秒読みにならず、20分の追加時間を買うため2目負担しなければならない。その特殊ルールが一力を苦しめた。

 黒番の一力は序盤から優勢に立ったが、中盤に時間を使い切り、時間を買って9目半コミ出しとなり、盤面で10目勝たなければならなくなった。さらに2回目の時間買いで盤面12目勝たなければならなくなり、決定的に不利になった。一発逆転を狙って勝負手を繰り出したが不発に終わり、投了した。

 終局後、「内容的にまずいというより、時間配分がまずかった。もう少し後半に時間をとっておくべきだった。その点を修正して次に臨みたい」と話した。

 準決勝三番勝負は先に2勝したほうが決勝に進む。第2局は12日に打たれる。(大出公二)